難病(クローン病)持ち社会人日記

クローン病患者、なんとか生きてる

社会人5年目で思うこと

前回記事から2年経ち、自分の近況も変わってきたので記載していこうと思います。

 

社会人5年目になりました。

大学1年生の時にクローン病になったので、病歴としてはちょうど10年目位の年です。

こう思うと結構病気と付き合って長いこと経ったなと思います。

 

新卒で入った会社は転職しました。

理由は労働時間の長さと、精神的プレッシャーが強かったためです。

就活当初、トイレに行きやすい+通院の調整がしやすいという観点で、IT企業に就職しました。

コロナ前だったので、リモートワークなんて言葉もなかったのですが、面接した会社の中では半分出社、半分リモートのような働き方ができる、という謳い文句で魅力的だったのを覚えています。

ただ、自分の苦手分野であることを度外視して入社したせいか、本当に苦労しました。

働きやすい制度は確かに存在しているけれども、業務内容は自分にとって難易度高いし、周囲も優秀だったので毎日、毎日劣等感を感じる日々。

また、年目を経る度に、責任あるポジションに変遷していったため、精神的なプレッシャーが強かったのが本当に辛かった。

毎日死にたいと思いながら仕事をして、仕事が終わったら仕事中の失敗がトラウマのようにフラッシュバックしていって、酒飲まないと寝られない。睡眠中でも仕事の上司が夢に出てきて怒られて、みたいな悪循環に陥っていました。

こうやって文章にするとおぞましいですが、毎日同じ日々を過ごしていたので、自己防衛が働いて不思議とこれが普通だと慣れていきました。

 

そんな中、コロナ流行等の外的環境の変化が起きました。

リモートワークは当たり前になり、IT企業じゃなくてもどこでも仕事できるような世界になっていきました。

現状、アフターコロナという立て付けで、出社回帰の風潮はありますが、それでも自分が就活していた時と比べると本当に仕事のしやすい会社は多くなったと感じます。

ましてやクローン病患者である自分にとって、在宅勤務でトイレの心配がなくなったり、フレックスタイム制で通院時間も確保できたり。

個人的にはクローン病患者の就業は前よりやりやすくなったのではと思っています。

 

このような変化に乗じて、また内心このままでは本当に潰れてしまうと感じていたので、転職活動をし、無事リモート可能な会社に就職することができました。

 

転職後の話はまた整理できればと思うのですが、一番痛切に感じたのは無理して環境適用しなくてもよかったのかなと。

会社だったり、社会に出たらそのムラの慣習に沿った行動が大なり小なり求められると思います。

確かに自分の方から協調したり、そのムラに合わせた立居振る舞いをするのが大事だと思うのですが、調整する幅は限度があると思います。

特にクローン病患者など、持病を抱えている人にとっては自分が行動できるキャパシティが定まっていると思います。

なので、キャパシティ超えを強制されるような環境に身を置くのは継続的ではない、ということは一番お伝えしたいと思います。

 

無理して精神的にも身体的にも潰されてしまう人を何人も見てきました。(自分も含めて)

転職した会社は自分にとっては合っていて、また、周囲のメンバーも本当に良い人たちで、お互いにプライベート面含めて尊重しあえる関係性だと感じています。

 

文章があまりまとまらなくて申し訳ないのですが、今の所感としてはこんな感じです。

クローン病に限らず、持病を抱えた人たちの関心ごととしては、仕事を含めた社会生活を送れるのか、という所があると思っています。

私個人の意見にはなるのですが、自分のやりたいことや周囲環境の制約はあると思いますが、決してキャパ超えするような無理はしないでください。

1ヶ月だけ等の一過性なものであればまだしも、1年以上継続するようであれば心身に問題が発生する可能性があります。

特に、クローン病は深刻度が周囲に目に見えづらいので、残念ながら自己管理で対処していく部分が大半かなと思っています。

なので、現在就業されている方に対しては、環境を変えることという選択肢もあること。

また、これから就活される方に対しては、ネガティブになりすぎる必要はないけれども、長期的に継続可能な環境なのか?という点は少し心に留めておくといいかなと思っています。

 

ということで、自分の思考整理も兼ねて記載しました。

今後も気が向いた時につらつらと書いていこうと思います。